改質アスファルト防水工事
改質アスファルト防水工事とは、アスファルトに合成ゴムなどを混ぜて低温での柔軟性を高めた材料をシート状にしたものをバーナーであぶり、溶かしながら下地に張り付けていくトーチ工法や、自着タイプ冷工法(常温工法)とがあります。
改質アスファルト防水工事の特徴
改質アスファルトはシート状になっているため、アスファルトを釜などで溶かす作業がなく、煙や臭いなどがほとんど発生せず、アスファルト防水に比べ施工の手間も掛からず、工期の短縮・コスト削減に優れており、環境面でも優れていると言えます。 耐久性および遮熱性にとんだトップコートもあります。
トーチ工法
両面を改質アスファルトでコーティングした防水材をトーチバーナーであぶり、防水材を一部溶解させて施工する工法です。トーチ工法は、アスファルト防水熱 工法で使用するアスファルト溶解釜等の大がかりな設備を必要とせず、さらに施工時の臭気、煙がほとんど出ないので近隣に対して不快感を与えません。また熱 工法と比べて大幅なCO2削減が出来るので環境負荷が低いことも特徴です。施工者のメリットとしては、高温の溶融アスファルトを使用しないので火傷の危険 性が低く、施工しやすい工法と言えます。
常温工法
常温工法は人と環境に優しい工法です。熱工法・トーチ工法は火気を使う為、どうしてもCO2が発生してしまいますが、常温工法では施工にあたって火気を使 わない為CO2が全く発生しません。火気を使わない特性上、臭い、煙が発生せず、近隣に対して不快感を与えません。また施工者にとっても火傷の危険がない などのメリットもあります。この工法は火気を使えない箇所に適しています。