塩ビシート防水工事の特徴
塩ビシート防水工事とは、塩化ビニル樹脂で作られた防水シートを接着剤などで下地に貼り付ける密着工法と、ディスク板などで固定していく機械固定工法とがあります。
機械固定工法は雨が降った後でも施工が出来るので工期短縮が臨めます。
塩ビシートの特徴としては、接着剤で貼るだけといった施工性に優れていますが、複雑な形状や狭い場所では、シート同士のジョイントがたくさん発生しますが、シート同士は熱風で溶かして一体化できます。
さらに単層防水のため工期が短いという事や、意匠性に優れ、いろんな用途に対応しやすく、耐久性および遮熱性にとんだシート及びトップコートもあります。
溶着・融着で一体接合
※良好な接合性
熱可塑性樹脂でかつ相溶性に優れた塩ビ樹脂シートなので、シート相互又はシートと塩ビ被覆鋼板の接合は、熱融着しても液溶着しても極めて良好な接合が得られます。また接着剤との相性も良く、ニトリルゴム系、エポキシ樹脂系など各種接着剤と良く接着します。

延焼しない防水シート
※自己消化性
塩ビシートは燃えにくい性質を持っています。シートに火炎を接すると燃えますが、火炎を取り去ると燃え続けることなく自然に消化します。これを「自己消化性」と言います。
